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鏡に映った女性が突然いなくなった話

私が美容師のアシスタントとして働いていた頃の事でした。

そのお店は、入口が一面鏡ばりになっていてお店に入ってくる前にある階段がよく見えるような作りになっていて、入口にはお客様用の長いソファーが置いてありました。私達アシスタントはそのソファーのところでお客様がいないときタオルをたたんだりカットやパーマ用のクロスをたたんだりしてました。

その日はとてもいいお天気の良い日でした。いいお天気ではありましたが、平日だったためお客様はまばらでゆっくりとした日でした。私はいつも通り掃除をしたり片付けをしていました。その日はスタッフも少ない日でタオルやクロスの片付けを一人でいつものソファーでしていたお昼過ぎの事でした。

ふと周りがくらくなったように感じて顔を上げてみると、入口の前にある階段が真っ暗になっていました。その階段は建物の中にある為夕方やお天気の悪い日には明かりをつけていました。いいお天気なのにもう暗くなってしまう時間なのかな?と不思議に思いながらも明かりをつけにいこうと立ち上がりました。

すると、階段も下の方から顔は見えなかったのですが、ぬれた傘を持った髪の長い女性が上がってくるのが鏡に映って見えました。いつの間にか雨が降っていたんだと思い、私は慌てて裏から傘立てを持ってきてたとたんに急に周りが明るくなり鏡に映っていたはずの女性の姿はいなくなっていました。

確かにいたはずと思い、私はお店を出て階段の下まで確認に行ったのですが、階段もとても明るく外もまぶしいくらいのいいお天気。

たまたま外に出ていた1階のお店の店員さんにも女性が降りてこなかったかと聞いても不思議そうな顔をしながら誰も降りてはきていないと言われました。

何がなんだかわからないままお店に戻りました。

お店に戻った私に先輩も何しているのか?と尋ねられ、私は自分が見たすべての事を話しました。

私の話を聞いた先輩は首を傾げながらずっといいお天気だったし、傘を持った人なんて見てない。
階段だってずっと明るいままだったし、居眠りでもしていて夢でも見ていたのでは?と言われてしまいました。

ですが、私は仕事中に居眠りなんてした事なかったし、確かに見たのに。
と思いましたが女性がいなくなったのは事実ですし、なんだったのかはわからないままですが、その時は、考えるのが怖くなってしまい、入り口店の奥で仕事をする事にしました。

今でも、思い出してもあれがなんだったのかはわかりませんが、私の見た女性の姿はしっかりと思い出せます。