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怖い話のまとめ

黒い口裂け女


これは、つい最近体験したお話です。

私は霊視ができ、ある程度の浄霊ができるので、霊能者の力を持つ友人と共に、口コミで相談に乗っております。
ある日、私と友人への鑑定の依頼が入りました。その方をSさんと言う事にします。
Sさんには、亡くなったお知り合いの方が憑いている、とある方が言っていたそうです。その事があり、気になるので鑑定してほしいとの事でした。

Sさんは、いつもパワフルな女性で、オーラがとても強い方です。ですが、その日に会った時、Sさんは、かなりやつれて、疲れ切った様子でした。

実はこのSさんが来られるより前、私たちに予約の電話が入ってから後、私と友人は共通して一人の女性の存在を感じていました。

二人の共通のその女性のイメージは、細身で髪の毛が肩までぐらいの長さで、年齢は40代後半から50代前半ぐらいでした。そして、この方は癌で亡くなられているようだと感じておりました。私と友人の感じるものは、一致していました。

車で鑑定する場所へ向かう途中、私の第3の眼には、ずっとその女性の姿が頭に浮かび続けていました。その時視えた女性のビジョンは、全身が真っ黒で、目が不気味に光り、口は耳の所まで裂けている、という異様で恐ろしげなものでした。鑑定場所へ向かう途中、この女性はよほど未練があるのかもしれないと思いつつ、車を運転しておりました。

ところが、実際に相談に来られたSさんに話を伺うと、亡くなられたのは男の人だというのです。

ですが、そうした話をしている最中も、ドロドロとしたネガティブな女性の念を感じておりました。
Sさんは、亡くなられた男性の話をしたがったのですが、私たちは、女性の方を濃く感じている事を説明し、その女性を深く霊視してゆきました。
すると、その方は生きている事が判明したのです。女性はSさんに深く嫉妬しており、「羨ましい!」との念を強く抱き、生霊をSさんに飛ばしていたのでした。

あれこれSさんと話をしながら霊視していくと、どうやらその女性は、Sさんの仕事仲間で、かなり親しい方だということも分かってきました。そして、私たちの霊視鑑定にいらしていたお客様の一人でもあったのです。

そこで、私の友人が、「あんたの正体、分かったよ!」と強く言うと、その生霊は慌ててSさんから離れてゆきました。

生霊が離れたその途端、Sさんが、「あっ!体が軽くなった!」と言ったのです。

私と友人の霊視では、その生霊の主は、生霊を飛ばしている事を知らず、無意識にやってしまっていました。無意識にSさんの事を羨ましく思い、そのマイナスの念がSさんに飛び、取り憑いてしまっていたのでした。

そして、癌で亡くなられた方というのは、その女性ではなく、Sさんの友人の仕事仲間である男性だということでした。早速霊視してみると、その男性は、仕事をもっとやりたかったのにできなかった!との強い無念の想いを抱いている事が分かりました。

そして、Sさんに取り憑き、Sさんの体を通じて仕事をすることを味わっていたようでした。

この男性霊からは、あまりネガティブなものは感じなかったので、私はこの方は成仏しているものと思っていましたが、私よりも年上で、鋭い霊能力を持つ友人が、この男性は、まだ成仏していない、と言ったのです。成仏しようとしたのですが、途中で仕事などへの未練から霊界へは上がらず、そのまま今生に引き返してきてSさんに憑き、仕事を堪能していたみたいでした。

その男性の霊は質の悪いものではなかったのですが、成仏していない霊というものは、霊視すると独特の冷たさを含んだオーラを放っております。そうして成仏していない霊が憑くと、憑かれた人間は大変です。マイナスの死霊や生霊等が、成仏していない霊が憑いているせいで、引き寄せられてきてしまう場合があり、今回はそのパターンでした。

Sさんは、元々とてもパワーが強く、霊的なものを全て跳ね返せるような方でした。ですが、その亡くなった知り合いの男性がSさんに憑き、Sさんを通じて仕事を堪能していたために、そこからマイナスの生霊を呼んでしまったのです。

そこで男性の霊をイタコ体質の私の体に移し、説得に入ってゆきました。亡くなったその男性は、仕事をもう少し続けてみたかったと言っておりました。そして、私と友人の霊視で分かったのは、その男性の霊は、亡くなる前に面倒を見ていた、心が不安定な若い女性の事をとても気にし、心配しているということでした。

二つの事実が、男性の霊を霊視することで明らかになったのです。そうした奥深くの事情は深い霊視で初めて明らかになり、その男性の心の清さも明らかになりました。

そして最後は、男性に、霊界でもお仕事ができることや、霊界でも困っている人々が沢山いるので、そうした人を導くという使命もあり、それをやると良いとの事を神様を通じてアドバイスしました。それを話すと男性は納得してくれ、霊界へと旅立って行かれました。

それにしても、人が成仏するということは、難しい事かもしれないと、今回も深く感じさせられました。

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魂だけの訪問者

これは、私が20歳頃から30歳前半頃までの約10年間の間に体験した話になります。

20歳当時、私は推薦入試で合格した4年制大学の人文学部で、歴史や言語など、様々な事を学んでいました。

「その出来事」は、20歳の誕生日が過ぎ、しばらくしてから始まりました。以来その出来事は、それから10年以上に渡り、私の恐ろしい日常になっていたのです。

20歳になった当時の私は、現実の世界の苦しさから生活に疑問を感じ、自然とスピリチュアルな、目に見えない事に関心を持ち始めていました。

そして、「それ」は私が瞑想用の音楽をかけながら瞑想をしている時に始まったのです。

瞑想音楽の世界に浸り込み、瞑想状態に入ってからしばらくして、目を閉じていると、無数の白い顔が浮かんできたのです。その顔は皆女性で、怒っているような表情でとても怖かったので、私はその時急いで瞑想を中止したことを今でもよく覚えています。

それからでした。それがきっかけとなり、私の日常はいつも、無数の「顔」に悩まされるようになってしまったのです。

日々、昼も夜も、目を閉じる度に瞼の裏に、無数の白くて怖い顔が見えるようになってしまいました。その顔は、最初は女性らしきものだったのですが、次第に男性らしき顔も混じってくるようになり、様々な多数の「顔」が目を閉じると、ずっと見えていました。

そして、それと同時に始まったのが、とてつもなく苦しくてキツイ金縛りでした。昼寝をしていても夜眠りに入っても、金縛りになる事がかなり多くなったのです。

いつも、金縛りは突然にやってきました。「その時」が来ると私の体は、まるで全身を縄でベッドにくくりつけられたかのように動かなくなってしまうのです。そして、金縛りがさらに深まってゆくと、何か重たい物体が私の体の上に乗っていたり、また、私の両足を、誰かが手でつかんで引っ張ったりしました。

無数の怖い顔は、夜睡眠に入るために目を閉ざす時にも、やはり見えていました。眠りから睡眠に移行する入眠と覚醒の狭間では、よりリアルに立体的に見えて、それがとてつもなく怖かったので、夜、私は睡眠薬を手放せない体になってしまいました。

それらの顔がどのように怖かったのかというと、ただ単に不気味であるというのと同時に、それらを見ていると、心の奥底から何とも言えぬ意味不明の強い恐怖感が込み上げてくるのです。

睡眠薬を使わないと、リアルに見える顔が怖くて怖くて、目を閉じ、夜眠りにつく、という当たり前の行為ができなかったくらいです。

ですが、そのような非現実的な出来事の中にあり、恐怖を感じつつも、私自身、それが果たして本当に顔なのかどうか、実は疑っていました。

そこで、ある時昼寝をしていて入眠と覚醒の狭間に入ったその時に、目を閉じつつ、白くて丸い「それ」をじっと見つめてみました。

その白くて丸いものには2つの眼と1つの口がきちんとついており、それが顔だという事が明確に分かり、怖いながらも「ああ、やっぱり顔だ!」と、納得したのです。

それからも、目を閉じる度に白くて怖い顔が無数に見える現象とキツイ金縛り、金縛りの間にこの世の者ではない誰かが訪れ続けるという怖い目にあい続けておりました。

この現象は10年以上の長きに渡り、私を苦しめていました。

ですが、それにも終わりの時が訪れたのです。ある時、家族でいつもお世話になっている占い師の先生から、私自身に霊的な強い影響がある、との指摘を受けたのです。

そして、先生は仏像を仏壇に祀る事を提案してくださいました。母がそれに賛成してくれ、仏像に御霊入れをしてもらい、先祖や、それに縁のある霊体供養のため、その仏像を仏壇に祀ったのでした。

その仏像を仏壇に祀ったその日に、目を閉じたら見える無数の顔たちが、テレパシーのような、想念のような形で私の心に「ありがとう」と伝えてくれたのを、今でもよく覚えております。

それから徐々に見える顔が少なくなってゆき、仏像を仏壇に祀ってから数か月後には、無数の怖い顔は、目を閉じても見えることがなくなりました。

こうした体験をして、私は今、ここに見えているこの世界はほんの一部にすぎなく、見えない世界も存在するのだ、という事を学ばせられました。

そして、ただお盆やお彼岸に、お墓掃除やお墓参りへ行くだけでは先祖やそれにまつわる霊たちを鎮めたりすることができない、との事も学びました。

先祖は無数にいるのですが、その先祖や、先祖にまつわる霊が成仏できずに、私に訴えをおこしてきましたので、昔から繋がっている命の不思議な流れを感じさせられました。それと同時に、成仏できずにいる霊も沢山いるという、この事実も、私にとって深い学びになりました。

本当に目に見えない世界というものは、不思議な存在です。

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神様が私に教えてくれたスピリチュアルなメッセージ

今から数年前の1月の出来事です。
私の父が初めて大腸内視鏡検査を受けたところ、大腸に3つもポリープがあることがわかりました。
父は血液系の膠原病を患い、さらに腎臓病で透析も受けているので、大腸に腫瘍があるので、大腸癌の疑いも視野に入れてくださいと検査結果に書かれた文字にはショックを受けました。

私は2012年に母を胆管癌で亡くしておりますので、大腸にできている腫瘍がもしも悪性で癌だったらどうしようと考えると、手術日が決まるまでは心配で心が折れそうになりました。1人でいると緊張と不安でいっぱいになります。暗い気分になってきます。
平常心を保ちたいので、書店で、オーラ・ヒーリングやスピリチュアルなどについて書かれている心霊系の本を数冊購入して、瞑想なども実践したりしました。
その時は、弱気になっている父に、私が良いエネルギーを与えられたら良いなあと本気に考え、シーダ波とデルタ波を少しでも活性化させたかったのです。
直観力や潜在能力が強くなれば、状況もきっと好転するかもしれないと思ったのです。
しかし瞑想してもヒーリング音楽を聴いたりしても、瞑想トレーニングを始めたばかりの頃は雑念が湧いてきて心が落ち着きませんでした。
夜中に目を覚ますと、東日本大震災で経験した震度6弱の揺れに襲われたときのような、恐ろしい気分になって心臓がどきどきしてくるのです。
「神様、父を助けてください。どうかお願いします」と、目を閉じながら床に正座をして祈ったりもしました。
すると、幻覚でしょうか。金色の丸い光が近づいてくるのを感じました。
はっきりと見えたわけではありませんが、明るい光のようなものを感じたのです。不思議な気分になりました。
身体もふわりと何かに包まれたようなイメージに、心霊系の本に書かれていたことが本当にあるのだなと驚きました。

父のかかりつけの診療所から紹介されている病院からは、まだ入院日について連絡が入らなかったので、それが決まるまで落ち着きませんでしたが、夢のお告げで入院日が近いたことがわかりました。
印象的な夢を見たのは、父が入院する予定の病院から電話連絡が入る2日前のことでした。
夢の中の私は、父とその病院内の診察室にいました。しかし途中から私は1人になり、エレベータに乗ろうとしています。
目の前にいた看護師さんに、上に行くためにはこのエレベータに乗れば良いのでしょうかとと尋ねていました。
次の場面では、透析をするような病室の中を、父と2人で歩いており、現れた男性医師に、よろしくお願い致しますと頭を下げているという場面で目が覚めました。
潜在的に夢が、入院日はもうすぐなので落ち着きなさいと教えてくれたのだと思います。

2月25日に父の入院日が決まりましたが、その日の早朝に、私はとてもスピリチュアルな夢を見ました。今もはっきりと覚えております。
夢の中の私は、亡き母と大きなテーマパーク内の広場を歩いておりました。
途中で歩き疲れたので母と噴水前のベンチに座りながら、グラスに入ったピンク色系のジュースを飲みながら何かを話していました。
すると母の携帯電話が鳴りました。母は、私にすぐに戻るから待っていてと生前の優しい笑顔で言いながら、立ち上がり歩き始めました。
しばらくその場所で母を待ちましたが、戻ってきてはくれませんでした。
携帯電話をかけようとするけれど番号を打ち込むことができません。
心細くなりながら、南側の植物園方向へ急ぎ足で歩いて行くと、鮮やかなホワイト色の光に包まれている1人の老人に出会いました。
長い白髪に髭が生えているその老人を見た瞬間、私は神様ですかと叫びました。
神様のような老人は、スケッチブックに医療についてのメッセージを書いておりました。
メッセージの1部はまるで暗号のようです。〝2007“の数字と、薬の名称がカタカナ文字で書かれています。
神様は微笑みながら言いました。
「お父様は大丈夫ですよ。難しくありませんよ。軽いお薬です」と和やかな口調で話したのです。
とても暖かな気分で目が覚めました。リアルで霊的な夢でした。

その日の15時に、父は大腸ポリープの治療及び除去手術をするために入院手続きをしました。
案内された病室は7階の757号室の4人部屋で、窓側で明るいイメージの部屋に少しだけ安心した気持ちになりました。

手術日は2日後の2月27日ですとお医者様に言われたときに私は、早朝に見た神秘的な夢の出来事を思い出し、胸が熱くなりました。
慈愛に満ちた穏やかな老人の言葉と〝2007“の数字の謎をこのとき理解することができました。
夢の中で示された2007の数字のゼロを抜けば27になります。偶然かもしれませんが、手術日は27日だったのです。
腸ポリープ手術は内視鏡で簡単に切除でき、幸い陽性だったので3日後に無事退院することができました。

現在、父は健康に気を付けながら生きております。
寝たきりにならないために自然公園を散歩するのが父の日課です。
趣味として読書や、新聞の気に入った記事を切り抜いてノートに編集する姿はとても生き生きとしています。
今、お気に入りの歌手の童謡を聴きながら、リズムをとりながら楽しそうに口ずさんでいます。
そんな父の姿を見て私は嬉しくなるのです。

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白い着物の裾と白い足袋を履いた女性の霊

これは私が大学時代に旅行へ出かけたときの話です。
私は当時仲の良かった私を含む女性二人、男性二人の四人グループでとある観光地へ旅行に行くことになりました。その観光地はおいしい海の幸と美しい海を臨む露天風呂で人気の場所で、私たちは海の良く見える旅館を選んで予約を取ることにしました。しかし旅館に問い合わせてみるとやはり人気の観光地ということもあり、海側の部屋はすでに満室で山側の部屋ならということでした。でもまぁ部屋が海側でなくとも温泉には入れればそれでいいかということになり私たちはそのまま山側の部屋で予約を取ったのです。
 そして当日その旅館へ向かい、部屋に案内された私たちは思いがけない光景に全員が「え?」となりました。なんと窓の外に広がっているのは海。山側で仕方なく予約を取ったはずなのに通された部屋は海側のそれもかなり景色のいい部屋だったのです。
 普通ならその時に旅館に理由を聞くところだったのかもしれませんが、そのころはまだ学生でしたし、驚きこそしましたがただただ「ラッキーじゃん!」と喜ぶだけで特にその理由を気にすることもありませんでした。
 そしてお目当ての海の幸や露天風呂を存分に楽しみ、全員が寝静まった深夜のことです。
不意に目を覚ました私は、近くで何かの音がすることに気が付きました。「聞き覚えのある音だな、、、。」とまだぼーっとした状態の頭でその音に耳を傾け考えてたのですが、それが何の音か気づいた瞬間サーっと血の気が引くのを感じました。それは、畳の上を擦って歩く音だったのです。その時は横を向いて寝ていたのですが、もう怖くて目線を上げることはできず、かといって音が聞こえている状態で目を閉じるのも恐ろしくて私はただただ畳の上を見つめて固まっていました。
 そして早くいなくなって、、、と時間が過ぎるのを待っていた次の瞬間、私の目の前を白い着物の裾と白い足袋を履いた女性の足が通り過ぎていったのです。
その白い着物を着た女性は私たちが並べて敷いた布団の周りをゆっくり、ゆっくり、何度も、何度も、ぐるぐると周っていたのです。遠ざかっては近づく足音を聞きながら「どうかこれ以上何も起こらないで、、、」と祈りながらしばらく待っているとようやくふっ、と音が止みました。私が「何かいた!!」と思わず声を上げて布団から飛び起きると、同じように真っ青な顔をしたもう一人の女の子もこちらを見ていました。私たちは同じものを目撃したようです。
 そのあと男の子たちにもこの出来事を話し、私たちは朝まで一睡もすることができませんでした。そして朝になるとすぐさま私たちは旅館を出ました。
真っ青な顔をして早々にチェックアウトする私たちのことを見ても旅館の人は何も言いませんでした。もしかすると何があったのか分かっていたのかもしれません。
  よくよく考えてみるとおかしなところがいくつかありました。
 なぜ山側の部屋しか空いていなかったはずなのに海側の部屋に泊まることができたのかということ。そして実は、、、最初に部屋に通された時になんともいえない嫌な雰囲気がしていたこと。そのときは窓の外の絶景にすぐに気を取られてしまってそのままにしていましたが確かに感じたあの感じ。
 それから部屋に飾られていた気味の悪い絵。思えばなぜあんなところに絵があったのだろう。そして絵自体は何の変哲もない風景画なのになぜか気味が悪く変な感じがしてもう一人の女の子と二人で「この絵気味悪いね、、、。」と話していたこと、、、
もしかしたらあの絵の裏側にはなにかあったのかもしれません。
 どちらにしても今となっては確かめようもありませんが本当に旅先での心霊体験には気を付けたほうがいいと思います。部屋に入った瞬間変な感じがしたときは特に、です。

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動物霊 私と姉と猫の奇妙な関係

三年前の夏、私と姉は猫に悩まされました。
私と姉は双子姉妹で、自分達でもよく飽きないな、というくらいいつも一緒にいました。
当時はお互い恋人もいて、それぞれ楽しんでいた時期でもありますが、実家暮らしのため家では夜中までくだらない話で笑っていたものです。
そんなある夏の夜、姉の体調に異変が起きました。
私達はよく肩がこったり、腰が痛くなったりという症状に悩まされてたので、今回もそれだろう、と揉み合ったり、市販の薬で抑えたりしました。
私はいつものようにそれで済んだのですが、姉の調子が一向によくなりません。
整骨院などの専門の先生に診てもらっても一向によくなる気配がありませんでした。
顔色も青白く、眠れない、といった日も出てきました。
それから数日後、姉は当時の恋人につれられ知り合いのスナックに行く事になりました。
するとそこのスナックのママさんは霊が見える人と有名な方だったのです。
イタコの修行にも参加された事があるそうで、姉は凄い人と会うわー、と興奮していたのを憶えています。
そして姉達がお店に入った途端、ママさんが姉を見てすぐ駆け寄ったそうなのです。
ママさんは「あんた!何で動けてるの!?大丈夫!?ちょっと座りなさい!」と叫び、姉を座らせると後ろに回って、すぐに肩を叩き出しました。
ばんばんっ、とそれは強い力で、何が何だか、と姉は戸惑ったそうなのですが、ママさんは次にこう言ったそうです。
「動物霊、猫が数百匹もあんたの肩にいるわ」
実家の庭には猫が三匹住み着いていましたが、撫でさせてくれたりと関係は良好でした。
まさか猫が、と私も聞いた時は驚いたのですが、本当の驚きはその後でした。
ママさんは「ちょっと祓いきれないから私にうつすわね」といい、何やらお経のようなものを唱え始めました。
すると姉は背筋を伸ばすのもきついほどの肩こりがあったはずなのに、肩こりを全く感じない、というほどにすっきりしたというのです。
青白い顔色も治り、目もぱっちり開く、と。
姉はそれで凄い、と思ったそうなのですが、猫をうつしたママさんには異常が起きました。
数が多すぎて具合が悪くなってしまったのです。
目に見えるほどがたがたと震え出し、もう立ってられない、と店の奥に引っ込んでしまうほどだったそうです。
もう呑む空気でもないな、と姉達は店を後にしようと思った時、従業員の方が姉を呼び止めました。
そして「全部はうつせなかったからあなたにはまだ猫がいます。コップ一杯の水にひとつまみの塩を入れて飲んでください」とママさんからの伝言があったそうです。
それから帰宅した姉はその話を私にし、お水を用意しました。
コップ一杯の水に塩ひとつまみですからそんなに辛くはなくすぐに飲めるだろうと私は思いました。
ですが姉の様子がおかしくなりました。
水はいつでも飲んでいるミネラルウォーターでした。
なのに姉は「なんか全然飲みたくない……」と言い出したのです。
舌をちろり、と出してまるで確かめるみたいに舐めだすので、私は「普通だって」と試しに飲んでみました。
まったく普通の水で、むしろ塩気など感じませんでした。
いいから一気に飲んじゃいなよ、と私は勧め、姉は半分ほど飲みました。
その時です。
姉は飲み込んですぐにトイレに駆け込んだのです。
何がどうして、と心配になった私もついていきました。
すると姉は吐いていました。
しかし口から出てくるのは透明の水のみで、変だなと私は思いました。
姉は直前まで食事をしてきて、お土産の洋菓子を一緒に食べた後だったのです。
吐くのならそれらも一緒に出てもおかしくないのに、出てくるのは透明な水だけで、それも飲んだ量よりも多いのです。
すぐに落ち着いてくれたのですが、姉にはこの水は塩辛すぎると言いました。
それからまた一口だけチャレンジしましたが、この日はこれが限界のようでした。
それから数日後、私と姉はスナックのママさんと会う事にしました。
肩こりなどの症状は頭痛までにはならず、顔色も数日前よりずっと良かったのですが、相変わらず塩水は吐いていたので詳しく話を聞こうとお店に向かう事にしたのです。
ママさんは私達が双子姉妹というのを知ってらっしゃいました。
おそらく姉の当時の恋人が話したのでしょう。
そして水を吐き出してしまうという事を話しました。
ママさんは「それは残っている猫達が姉の体に留まろうとしているのよ」と言いました。
どうやら塩水はお清めの意味があったようです。
けれど頑張って飲んでいた成果があったのか、数日前より減っている、と言ってくれました。
そしてママさんが左手首にしていた透明のお数珠を姉に渡しました。
左手首に必ずしなさい、とママさんは言いました。
厄除け、つまり猫除けの石なのだそうで、今はパワーストーンのブレスレットなどしている方も多いですから、姉は素直に従いました。
そしてママさんは私にこう言いました。
「あなたは姉と正反対の陽の存在なのね。姉と一緒にいてやりなさい。あなたといた方が霊の力も弱まるから」
双子の私も猫の霊が、と思っていたのにまさか正反対とは、と驚きを隠せませんでした。
確かに私は姉のような症状は表れていません。
その証拠に塩水があげられるでしょう。
それに二卵性の双子、というのももしかしたら、とママさんは言いました。
そして帰り際、ママさんは姉にこう注意しました。
「あなたの体にいる猫は従順よ。例えば、あの人呪いたいから猫達いってー、とか言ったら本当に洒落にならないからね」と。
まさかそんなアニメみたいな事が、と私は笑ってしまいましたが、ママさんの顏は真剣で怖いくらいでした。
それから一週間ほどでしょうか。
姉の顔色も体調も随分よくなってきました。
一番変わったのは塩水です。
海水よりも辛いと言っていた水をごくごく飲めるまでになっていました。
これは猫達が姉の体からいなくなっているという事になります。
後日談になりますが、姉には他にも奇妙な事が起こっていたそうです。
お坊さんに囲まれてお経を唱えられる夢を見ただとか、猫が去っていく夢を見ただとか。
一番は肌の調子がよくなったと言っていました。
それは私の目からも明らかでした。
ママさんにいただいた透明のお数珠もそうです。
一か月が経った頃、透明だったお数珠は真っ白になっていました。
私が、ママさんに持っていってお清めとかしてもらった方がいいんじゃない? と冗談めいて言って自分の腕にはめた時です。
ぴきき、と音がなるほどにお数珠にひびが入ったのです。
それから姉はお数珠を大事にしています。
お数珠を清める小石をママさんに頂き、帰宅してからはそこに置くというのは日課になっていました。
今はもう当時のような症状は現れていませんが、私と姉は離れて暮らしています。
姉は動物霊が憑きやすい体質、私は姉専用の憑きにくくする体質です。
庭に住み着いている猫達との関係は良好です。
ただもう、姉の中の猫には会いたくないと思います。
しかしながら猫好きの姉には悲劇で、奇妙な体験だったと私はこれを忘れられそうにありません。
私と姉と猫の奇妙な関係、でした。

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踏切でさまよう霊を家まで送り届けた話

あれは私が高校3年の時の出来事でした。
土曜日の午後に部活があるので仲良しのユキと学校の近くのおそば屋さんにお昼を食べに行ったんです。そのおそば屋さんは線路際の踏切の傍にありました。電車の音を聞きながらおいしいおそばを食べてお腹は満足。

お店を出ると、道を挟んだ向かいのガソリンスタンドが紅白の幕を張って派手にオープンセールをしているのが見えました。その時です、一緒に歩いていたユキが「お葬式だね、だから白黒の幕なんだね。」って変な事を言うんです。私はびっくりして「ユキ、何を言ってるの?紅白の幕だよ。」と言いましたが、ユキは何かにとりつかれたようにぼんやりと幕を見ていました。
「ユキってばー、大丈夫?」私の声にハッと我に返ったユキ、「え?何が?」「紅白の幕を見てお葬式って変だよ。」「え?私そんな事言ってないよ。」

 そんな出来事があってから1ヶ月ほど経った頃、社会科で地域の歴史のレポートをすることになって、私とユキは学校の最寄り駅から4つ目の駅に近い旧街道沿いにある古い料亭に昔のお話を聞きに行くことになったんです。

江戸時代創業の歴史のあるお店ということで、私とユキは学校の制服をきっちり着込み、失礼のないようにお邪魔しました。その料亭は黒い板塀に囲まれた大きな純和風のお店でした。ちょっと緊張して「ごめんください!」と大声を張り上げると奥から玄関に出てきたのは一目で女将とわかる上品な年配の女性でした。

「いらっしゃい。」言いかけた女将は私たちの姿を見たとたん「あっ。」と驚いて一瞬顔色が変わったのです。でもすぐににこやかな表情になって「こちらへどうぞ。」と私たちを自宅の奥の座敷に招き入れ、お茶やお菓子でもてなしてくれました。私たちは社会科のレポートの参考になるお話もたくさん聞けて「とても助かりました。ありがとうございました。」とお礼を言いました。

女将は「いいえ、そのくらいお易いことですよ。」と笑いながら答えてから、今度は静かに低い声で話し始めたのです。「うちの娘を連れて帰ってくれてありがとうございました。」私とユキは顔を見合わせました。

「うちの娘はあなたたちと同じ制服を着ていたのよ。だから同じ学校なのね。娘は1ヶ月前に学校の近くの踏切で電車にひかれて死んだんです。」「…。」1ヶ月前といえば、あの紅白の幕、踏切で聞いたユキの変な言葉を思い出して声も出ませんでした。ということは、あの時しゃべってたのはユキじゃなくて女将の娘さんだったんだろうか…。

娘さんの霊が踏切の辺りをさまよっていたんだろうか…。娘さんがユキに乗り移っていたとか…。私の頭の中は一気にパニック状態になってクラクラしてきました。ユキは静かに女将の話を聞いていました。「葬儀は終わったけど、もう1度生きてた時の娘の姿が見たいと願っていたらあなたたちが来てくれたのよ。本当にありがとう。」ユキは涙目で黙ってうなずいていました。帰り際に女将は優しくユキの手を撫でて「もしよかったらまた来てちょうだいね。」と名残惜しそうにしていました。

 その帰り道、私もユキもあまり話をしないで黙って歩いていました。なんだか混乱していて何を話したらいいのかわからなかったからです。私は頭の中でこの不思議な出来事の整理をしていました。

踏切事故で死んだ女将の娘さんの霊は家に帰れずに踏切の辺りを彷徨っていて、ちょうど通りかかった自分と同じ制服を着たユキに帰りたいという思いを託したのかもしれません。

そういえば、レポートの資料のためにあの料亭に行きたいって言ったのはユキでした。
いや、娘さんの霊が言わせたのかもしれません。「私たち、いいことしたのかな?」とつぶやくユキに、私は「うん、女将の娘さん、お家に帰れて良かったね。きっといいことしたんだよ。」そう言って自分を納得させたのでした。

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霊的なラジオノイズ

中学を卒業して、実家に帰ってきた。久しぶりの実家だ。ワケあって、親戚の家から通学していたから、2年ぶりぐらいかな?木造新築の三階建。

「この地域では最後の新築木造なんだぞ!」父は得意げに語る。駅裏の道路拡大に伴い、うちは立ち退きになり市から大金を得た。それをもとに建て替えたというわけだ。

「ふーん、薄っぺらい家だね。」そりゃそうだ、奥行き4mしかないからね。だから三階建なわけだけど。
「お前の部屋は二階だからね。」
「はーい。」さすが新築。と思ったけど、よく見たら柱や、階段の手すりにところどころ引っ掻いた傷がある。「?」疑問に思っていたら、元凶がやってきた。
シャンシャンシャン。軽快な足どりとともに、陽気な鈴の音を奏でやってきたのは
「とらッ!」うちの愛猫‘とら’。
「お前は新築なのに容赦ないなあ。」
当人、いや当猫か。知るもんかという顔でこちらを気にも留めず毛づくろい。


とらがうちにやってきたのは10年前。トラ猫だからとら。とても賢い顔をしてるくせにさみしがりな猫。新築は落ち着かなのか、人のいるところに来る。こっちは荷物の整理で忙しいのだが、すりってくる。結局その日、とらと戯れていたため、あまり荷物を整理できることなく、夜になった。
「さて、そろそろ寝ますか。」まだこの部屋には電球が取り付けてなく、暗くなったら作業などできない。なのでさっさと寝ることにした。
夜、物音がして、目が覚めた。


………ザ………ァ…
「なんだ?」とらが、ビニールで遊んでいる音かと思って気にしないことにした。
「さあ、二度寝二度寝。」そして、また眠りに落ちた。


…ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
…ガアアアアアアアアアアア、ギイイイイイイイイイ


あまりに音が大きくなって、また目が覚めてしまった。
だが、勘違いをしていた。
音が大きくなったんじゃない…音が近づいてきている!?ラジオのノイズのような音は止む気配がない。


「これってやばいやつなじゃ…」そんなことを思っていたら猛烈な眠気がやってきた。
「今寝たらまずい…」直観でしかないが、そう感じた。ただただ必死に寝ないようにこらえていた。そうすると、仰向けに寝転んでいた
自分の腹部に重みを感じた。


「え…と、とらか?」視線を送るとそこには猫ぐらいの大きさの影があった。
「お、おどかすなよ」影へ手を伸ばそうしたとき、
シャンシャンシャン。とらの鈴の音が部屋の外から近づいてき。
「鈴?…とらは腹の上にいるはずじゃ…」もっと早く気付くべきだった。
腹部の上にいる存在から、ラジオのノイズが漏れていることに。
音がさらに大きくなる。音と比例していくように、体が重くなる。意識も遠くなっていくのがわかる…
「…たすけて、とら」
振り絞った声。すると、鈴の音がおおきくなる!!
シャンシャンシャン。鈴の音とともに意識がクリアになる。ノイズが、影が、消えていく。


そして、「ごろろろろ」とらのノドの音を最後に眠りに落ちてしまった。
翌朝、目が覚めると、とらが腹部の上で寝ていた。


「昨日のは夢かな?お前、助けてくれた?」とらに問いかけててみた。すると一瞥されると部屋から出て行ってしまった。


不思議に思ってついていった。とらは、二階の自室の向かいにある押入れのまえで止まり、こちらを見るとまたどこかへ行ってしまった。


「なんかあるのか?」とりあえず、押入れをあけてみた。
「…!!」思わず息をのんだ。そこには、真っ黒いラジオがおいてあった。よくよく思い返してみると最初に音が聞こえてきた方向はこの押入れのほうだ。
「いやいや、ありえんでしょ。たまたまだって…。そうたまたま!ははははは」
気持ちを切り替えご飯にしようと、一階におりた。もうみんな起きていたみたいだ。


「お!おはよう!聞いてよ!」父が話したくて仕方ないといった感じで絡んできた。
「昨日夜中、とらが一階から二階に駆け上がっていってね、それはものすごい勢いじゃったんよ。ほんとまっしぐら!みせてやりたかったわw」


それを聞いたとき、夢でなかったことを理解し、そしてラジオを捨てる決意した。
とらへ借りができてしまったので、その日は高級缶詰をプレゼントした。「これからも頼むね。」とらはただ、短く「にゃ」と応えると、缶詰まっしぐらだった。

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霊感が全くない私が初めて体験した心霊現象

霊感がほとんど無い私が、生まれて初めて体験した心霊現象を話そうと思います。
それは、高校の修学旅行の時。二泊三日の北海道研修を終え、飛行機で地元まで戻ってきたのですが、生憎地元は酷い雨模様で、空港から地元までの道が土砂崩れで寸断されてしまうというハプニングに見舞われました。引率の先生方がどうするか検討する為に一時間ほど、空港で待機する事になりました。

 

その結果、埒が開かない、と仕方なく空港近くのホテルに1泊泊まる事になりました。二泊三日だった修学旅行が三泊四日になるハプニングに見舞われましたが、私も含め同級生達はまだ修学旅行を楽しめるぞ!と内心嬉々としていました。北海道での楽しい時間を、北海道を離れたとはいえ、その余韻に浸っていたんだと思います。


さて、空港からほど近いホテルにバスで向かった私達。ホテルの出入り口に降り立ったのは良いですが、同じバスに乗っていた友人(Aとしましょう)が少し引き攣った顔でそのホテルを見つめていました。私は気になって声を掛けると、Aは渋い顔で「ここやばそう」というのです。やばい?なにが?頭に疑問符を浮かべる私をよそにAは「ここ確か、割と噂になってるホテルだよ。幽霊出るってホテル」と言うではありませんか。Aは、霊感があるようで見えはしないが感じるらしいのです。

 

詳しく聞きたかったのですが私とAを残して、他の同級生と引率の先生はホテルに入っていきます。怒られるといけなかったので、仕方なく私とAはホテルに入りました。


部屋はほぼツインで、名簿順に同性の子と同じ部屋になりました。私と一緒になった友人(Sとしましょう)は霊感が少しあるようで、私が先程Aから聞いた話をすると「あ、やっぱり?」と言います。「他のクラスの人が話してたんだよね?ここ幽霊出るって」辺りを見回しながらSは言います。

 

霊感がほとんど無い私ですが、信頼している友人達が口々にそう言うので、だんだん不安になってきました。出るの?出たらどうしよう。金縛りにあったらどうしよう!?などと考えてしまいます。けれど「でも1泊だけだし、大丈夫じゃない?」と不安がる私を落ち着かせようとSが明るく言ってくれたので、少し元気になりました。


就寝の時間は設けられていましたが、やはり修学旅行のテンションというと恐ろしいものがありますね。こっそり部屋を抜け出して同じ階にいる友人らと一部屋に集まってゲームをして、気づけば24時を回った頃に、Sと私は自分達の部屋に戻りました。シャワーを浴び、さて寝ようかとお互いベッドに入り電気を消します。
どの位経った頃でしょうか。ピンポン、と部屋のチャイムがなりました。目が覚めた私はドアの方を見ます。

 

確か時間は1時半でした。(こんな時間に誰?)と不審には思いましたが、同じ階の同級生か誰かと思い、ドアスコープを覗きます。しかし、そこには誰も居ません。いよいよ不審に思い、ドアを細く開けて廊下を確認するも、誰も居ない。私は不意に何か気分が悪い思いがして、即座にドアを閉めました。Sに話したかったのですが眠っているSを起こすのも悪いので、気味が悪いけれどさっさと布団に入って寝ようと思い、ベッドに向かうと、寝ている筈のSが起きていました。もしかしたらドアを開け閉めする音で起こしてしまったのかもしれません。

 

Sは私を見ていました。私はSに先程の奇妙なチャイムの事について話しました。「そうなんだ」Sは辺りと見回しながら呟きます。

 

「実はさ」と、Sはベッドサイドの灯りをつけて言います。「男の人に『おい』って言われたから起きたんだよね、私」と言うのです。「男の人?私は聞こえなかったよ」「凄いドスの効いた声で言われたんだ。それで起きたらあんたがこっちに歩いて来てたの」と、Sは少し白い顔で言いました。私とSは二人して気味が悪くなって、暫く眠る事が出来ませんでした。私がドアを開けてしまった事で、何か得体のしれないものを部屋に入れてしまったのではなかろうか。私とSはその信じたくない仮説に雁字搦めになってしまっていました。結局寝たのは朝方で、ほんのわずかな時間しか眠る事が出来ませんでした。翌日、同じ階の他の同級生にも話を効いてみると、実は私とSが体験したような出来事を体験した同級生が数多く居たのです。深夜のチャイム。

 

誰も居ない廊下。男の声。ほど全員が体験したと言ってもいいくらいでした。中には何回もチャイムを押された部屋もあるようでした。廊下には誰もいないというのに…。
楽しい修学旅行の最後の一泊がまさかこんな形で終わるとは思ってもみませんでした。霊感が無い人間でも体験するくらいに、あのホテルは呪われているんだと思います。

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除霊後に車のドアに手形が

大学2年生の春です。
私がアルバイトを終え数名のバイト仲間と駐車場に向かうと、空を見上げて別のバイト仲間が一人で立っていました。
時間は深夜1時。

空を見上げている彼は、最近入ったばかりの新人で皆には名字をモジリ、「コサック」とあだ名で呼ばれていました。

バイト仲間の一人が、「おーい!コサックー!何してんの?」と聞くと、コサックは微動だにせず宙を見上げたままです。

皆が近づこうとするとコサックが「来ないでください!」と振り返る。

すると彼の手元をよく見ると、その手には経典と数珠、煙が立ち上る線香・・・

私たちは一瞬で凍りつきました。
コサックは先程と同じ体勢に戻り、何やらブツブツとつぶやいています。

しかし、その場にいた全員が「お経を唱えてる」と理解できていました。

誰も動くことなく、というより「動ける」ことなく30分ほどが経過しました。


すると、突然コッサクがこちらを振り返り、「そっちはダメ!戻って来い!」と叫びました。
私たちは一瞬で、「何か」がこっちへ向かってくるのだと思い身を屈めました。

さらにコサックは声を大きくし「お経」を唱えながらコチラへ近づいてきました。
そして「みんな、車に乗ってください。僕が合図したらエンジンをかけて直ぐに逃げて下さい。」

全員、大慌てでそれぞれの車に乗り込み、車の中でキーに手を掛けていました。
私は友人を送る約束だった為、2人で私の車に乗車しています。

これで、車に乗っていないのはコサックと「何か」だけです。

もちろん全員がコサックの合図がいつ出るのか注目しています。

そんな中、待ちきれなくなった女性が相図の前にエンジンを掛けてしまいました。
コサックがその車に駆け寄ろうとした次の瞬間。

「バンッ」という奇妙な音が聞こえました。
車の窓を閉めているので、かなり大きな音である事は間違いありません。

コサックは駆け出した足を止め、膝立ちの状態で新たな線香に火を着けました。

それから、どれだけの時間が過ぎたか解りません。
動揺してエンジンを掛けてしまった子はとりあえずコサックが別の車に移しました。

そこに1台の車が入ってきました。
私は「よりによってこんな時に無断駐車しに入ってきたのかよ!」と思っていると、一人の女性が降りてきてコサックに近寄っていきます。

よく見るとその女性の手にも経典と数珠が・・・

そして、二人で何やら「除霊」の様な事を始めました。

しばらくして二人の動きが止まりました。
女性が私の車の方に近寄ってきて、「もう大丈夫ですよ。いつも、○○(コサックの名前)がお世話になってます。姉です。」と言われました。

状況を全く飲み込めていない私たちは全員で一旦、店の事務所に入ることにしました。

するとコサックのお姉さんが語り始めました。
その内容に私たちは驚愕しました。

・コサックは無作為にバイト先を選んだわけではなく、霊的に非常に気になる場所だったのでこの店でバイトをすることにしたこと。
・コサックの家族が全員、霊感が強く特にお姉さんが一番強いこと。
・駐車場では悪意を持った霊と悪意のない霊が争っていたこと。
・悪意を持った例が私たちを見つけ攻撃をしようとしていたこと。
・それをコサックが必死に除霊していたこと。
・コサックの帰りが遅く心配になった姉が駆け付けたこと。

など、とても信じられない内容ばかりでした。

事実、我々の中には全く信じていない者もおり、コサックとお姉さんが帰った後に「あれって真面目に言ってんだよな?おかしくねぇ?」と言っているものもいました。
彼女の車を見るまでは・・・

私が車の中できいた「バンッ」という音。
それは動揺し、エンジンを掛けてしまった女の子の車のドアが叩かれた音でした。

ドアにはくっきりと手の後が付いていました。

後日、カーディーラーに修理に行ったそうですが、修理の方に不思議そうな顔をされたそうです。


確かに、お相撲さんに張り手をされてもつきそうにないぐらいクッキリとした手形でした。

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金縛りの最中に浮いていたぬいぐるみ

子どもの頃、私は引っ込み思案で人と話す事が苦手でした。そんな私に中学前の誕生日に母から喋るぬいぐるみをプレゼントされました。

白黒のお腹にハート型の模様があり見た目は人間の子どもののようであり、手やお腹を押すと特定な言葉を話す可愛らしいぬいぐるみ、楽しい時も悲しい時もいつも一緒で寝る時はいつも枕元にいて一緒に眠っていました。


高校生になってから、学業や部活が忙しく青春真っ盛りになっていったのでぬいぐるみと眠る事もなくなり押し入れにしまうようになりました。


ある夏の夜中、一人で留守番してテレビを見ていた時、隣の部屋から変な音がするので行ってみると、そこには天日干しされていたあのぬいぐるみだけがいました。「あれ、確かにおはようとか今言ったよね」と思い手足を押してみましたが音が出ず。

まさかと思いお尻の電池部分を開けてみると、そこは何も入っておらず空のまま。

身の毛がよ立ち怖くなったので急いで押し入れにしまいました。なんだったろう接触不良なのかな、私の聞き間違えかな?とあまり深く考えずに忘れるように心がけていました。


それから数ヶ月後、多感期であったためか何度か眠ると金縛りにあうようになり、眠ると昼夜問わず毎回痺れるようになりました。「また今日も金縛りか、なんなんだろう」「おばけでもついてるのかな」と金縛りの最中顔だけは動くので頭上をみると…そこにはあのぬいぐるみが、浮いていました。

その部屋にいるはずがない、ぬいぐるみが何も言わず宙に浮いてずっと私を見つめていました。その恐怖に耐えられず、私は翌日母に泣きついてぬいぐるみを処分してほしいと頼みました。


悲しい時も嬉しい時も一緒に一緒に分かち合った中でした。相談事もぬいぐるみにする時期もありました。

そんな心の友だったぬいぐるみを、いつの間にか私が相手にしなくなってぬいぐるみは怒ったのかもしれない、悲しんでるかもしれない、後からそう思うようになりましたがこの時ばかりはあまりの恐怖で離れたい一心でぬいぐるみを手放す事に決めました。


それから半年後、私は母にあのぬいぐるみをどのように処分したたのか尋ねました。当時訪問介護で働いていた母は「捨てたら勿体ないでしょ、だから人にあげた、お客さんにあげたよ」「おばけなんていないから大丈夫」と言っていましたが私はとても不安になりました。

他の家に行っても私を怨んで飛んでくるんじゃないか、許してもらえないんじゃないかとまた不安で眠れなくなりました。

しかしよくよく話を聞いてみるともらった方は高齢の重度認知症のおばあさん、あげたら孫がきたと喜んでいたと話され少し安心しました。


後日、夕食どきに母から「あのぬいぐるみ、ついに髭が生えたよ!」と言われて箸が止まりました。ついにぬいぐるみが狂ってしまったか、市松人形みたいに毛が伸びたのかと思い怖くなってしまいましたが、「そうじゃないよ、この話には続きがあるの」と母は笑いました。

おばあさんはぬいぐるみを本当に孫だと思って可愛がり自分が食事している時も抱えながら食べていた、「お前もお食べ」と自分が食べていたものを分けていたの。そしたらおやつのプリンもあげちゃって、そこに部屋に進入した蟻がついてぬいぐるみの口の周りについちゃって、それで髭が生えたってわけよ!と珍事実が発覚、それを聞いて笑った反面とても安心しました。

可愛がってくれる新しい持ち主に会えてよかった、きっともうあのぬいぐるみはさびしくないのでしょう。

それ以降金縛りにあう頻度は少なくなりました。そしてぬいぐるみや人形を集める事もなくなりました。生き物じゃなくてもものには心が入りやすい、だから最後まで大事にできないのならぬいぐるみも持たないほうが身の為だという事を学びました。

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鏡に映った女性が突然いなくなった話

私が美容師のアシスタントとして働いていた頃の事でした。

そのお店は、入口が一面鏡ばりになっていてお店に入ってくる前にある階段がよく見えるような作りになっていて、入口にはお客様用の長いソファーが置いてありました。私達アシスタントはそのソファーのところでお客様がいないときタオルをたたんだりカットやパーマ用のクロスをたたんだりしてました。

その日はとてもいいお天気の良い日でした。いいお天気ではありましたが、平日だったためお客様はまばらでゆっくりとした日でした。私はいつも通り掃除をしたり片付けをしていました。その日はスタッフも少ない日でタオルやクロスの片付けを一人でいつものソファーでしていたお昼過ぎの事でした。

ふと周りがくらくなったように感じて顔を上げてみると、入口の前にある階段が真っ暗になっていました。その階段は建物の中にある為夕方やお天気の悪い日には明かりをつけていました。いいお天気なのにもう暗くなってしまう時間なのかな?と不思議に思いながらも明かりをつけにいこうと立ち上がりました。

すると、階段も下の方から顔は見えなかったのですが、ぬれた傘を持った髪の長い女性が上がってくるのが鏡に映って見えました。いつの間にか雨が降っていたんだと思い、私は慌てて裏から傘立てを持ってきてたとたんに急に周りが明るくなり鏡に映っていたはずの女性の姿はいなくなっていました。

確かにいたはずと思い、私はお店を出て階段の下まで確認に行ったのですが、階段もとても明るく外もまぶしいくらいのいいお天気。

たまたま外に出ていた1階のお店の店員さんにも女性が降りてこなかったかと聞いても不思議そうな顔をしながら誰も降りてはきていないと言われました。

何がなんだかわからないままお店に戻りました。

お店に戻った私に先輩も何しているのか?と尋ねられ、私は自分が見たすべての事を話しました。

私の話を聞いた先輩は首を傾げながらずっといいお天気だったし、傘を持った人なんて見てない。
階段だってずっと明るいままだったし、居眠りでもしていて夢でも見ていたのでは?と言われてしまいました。

ですが、私は仕事中に居眠りなんてした事なかったし、確かに見たのに。
と思いましたが女性がいなくなったのは事実ですし、なんだったのかはわからないままですが、その時は、考えるのが怖くなってしまい、入り口店の奥で仕事をする事にしました。

今でも、思い出してもあれがなんだったのかはわかりませんが、私の見た女性の姿はしっかりと思い出せます。

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ホテルの訳ありプランでシャワー室の鍵が勝手にかかった話

小さい頃から色々と不思議な出来事や、人には見えないものを見たりしているわたしですが、今回は私の回りの友達も一緒に体験したおはなしです。


2年前の夏、友達2人で大阪の有名テーマパークへ行ったときのことです。インターネットで見つけた、テーマパーク近くのホテルに、訳ありプランでの宿泊でした。他の部屋より少し狭いですとのこと。「安いし全然問題なし!」と2人で決めたホテルでした。部屋は書いてあった通り、ちょっと狭いかなと思うくらいで、その他はきれいで全く問題なしでした。部屋に入ると右側にシャワー室とトイレがあり、左側には姿見、奥にベットが2つ並んでるという、至って普通のホテルでした。


遊び疲れてホテルの部屋に帰ってきた私たちは、とりあえずシャワーを浴びることになり、私は友達が浴びた後でした。


私がシャワーを浴びてるとシャワー室のドアをノックされました。お風呂の横にすぐトイレがあるので、私は友達がトイレに行きたいのかなとおもい、「なに?トイレ?」と聞きましたが、返事がありませんでした。気のせいかなとおもい、またシャワーを浴びてるとまたノックが。「なーに?」「…」また返事がありません。

 

そしてまたシャワーを浴びてると、またノックが。私は友達がふざけてるのかとおもい、「もぉー!(笑)なんなん?」と大きな声で話しましたが、また返事がありません。さすがにドアを開け、「ちょっと!」とびしょびしょの体のままシャワー室からでると、部屋の奥でベットに横たわっていた友達がひょこっと体を起こして「どしたん?何を一人で騒いでるん?」と。友達はベットにいて、シャワー室目の前の姿見に私が映ってるだけでした。


なんだか気味が悪いなと思いながらも、もしかしたらここにもなんかいるのかもな、と思いながら急いでシャワーを浴び直し、寝ることにしました。


夜中、ふと目が覚めたのか、音がしたから目が覚めたのか、どちらが先かは覚えていませんが、またノックが聞こえてきたのでした。「コンコンコン」その音はベットの下から聞こえてきました。

 

すぐさま鳥肌がたち、大声をあげたかったのですが、横で友達は寝ているし、怖がらせてはいけないと思い、我慢しました。頑張って寝ようとしましたが、数分置きなのか、何の間隔なのかはわかりませんが、その後もずっとノックは続きました。

 

ノックはたまに大きくなったり、足元のほうから聞こえてみたり、真下から聞こえてみたり、止んだかなと思うと、また聞こえてきたり、とても長い時間でした。


私は目を開けることもできず、ずっと布団の中で丸くなり、朝がくるのをひたすら待ちました。


無事朝になり、友達は何も気づいていないようだったので、怖がらせてはいけないと思い、何も言わないでおこうと思っていました。


朝食を終え、二人でキャッキャ騒ぎながらメイクを終え、姿見の前でお互いヘアアレンジの最終チェックをしていたときでした。

 

半開きだったシャワー室のドアが突然、バタン、と勝手に閉まったのです。その音に二人でビクン!となり、あまりにも二人同時に体が驚いたので、その反応が面白くて二人で顔を見合わせて大笑いしてました。


次の瞬間、カチリ、と音がしました。

 

二人の笑いがまた同時にピタリと止まり、また同時に顔を見合せ、そして同時に後ろを振り向くと、誰もいないシャワー室のドアノブの小さい小窓の色が青から赤に、鍵が勝手にかかったのです。「キャー!」二人で一気に荷物を持って部屋から飛び出しました。


その後はその部屋がどうなったのかはしりません。なぜ訳ありプランだったのか、本当の理由はわかりませんが、何かいたのは確かです。

 

私だけではなく、友達も体験したのですから。

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焼夷弾が落とされたトンネルで聞こえた「熱いよ」という声

八十年代に体験した話なので、もう三十年以上も前の話です。

当時の私は高校生の男子で、住んでいたところは米軍の基地のある地方都市でした。
米軍の基地があるおかげで地方都市にしては開けた街でしたが、そこかしこにまだ戦前の建物が残っていたりと、アンバランスな感じがあったことを覚えています。通学路の途中、神社と公園が合体したような場所のすぐ近くにトンネルがあり、そこでは幽霊らしきものが出ると噂されていました。トンネル自体は短めで100メートル程度、明かりも設置されており、あまり不気味な雰囲気はなかったと記憶します。

日中なら交通量も多く、子供もすぐに歩いて通れる程度の距離です。ただトンネルを出たすぐ先にひなびたラブホテルがあったりと、妙に寂れた感じもありました。
そもそもそのトンネルは戦前からあったらしく、噂が出来たのは戦後だそうです。なんでも戦争中に爆撃があって、空襲で亡くなった人をそのトンネルに一時的に並べていたことがあったとか。トンネルに出てくる霊は、そのときに死んだ人だと言われていました。しかし実際に見たとかいう人はおらず、あくまでも噂程度で、幽霊に遭遇したという人はいませんでした。

そんなある日、確か夏休みだったと思いますが、夏の部活の練習が終ったとき、部活連中でそのトンネルに寄ってみようことになりました。自分を含めて部活の連中は幽霊など信じておらず、半分は近くのラブホテルを見物しにいくつもりでした。日が落ちてから話題のトンネルに到着。男子が五、六人もいると、薄暗い場所でも大して怖くない上に、入口近くの電柱にはライトもあり、あまり怖い雰囲気はありませんでした。

やっぱ幽霊なんかいないよ、などとみんなでわいわい喋りながらトンネルを歩いていると、誰かが不意に「あれ、なんか聞こえない?」と言いました。良く聞こえるようにと全員が黙り、辺りに耳をすませます。そうして一、二分過ぎ、みんなが沈黙に耐えきれないでいると、誰かが、「なんだ、何もねえよ」と言った途端のことでした。かすれた声で、「……熱いよ……」と声が。

みんなもはっきり聞こえたらしく、表情を固まらせ、あたりを見渡しました。
すると今度ははっきりと、「暑い!」と野太い声がトンネルに響きました。途端にみんなはダッシュで駆け出し、その場を駆け出して逃げました。

後日、郷土史に詳しい先生に聞いてみたところ、戦時中に市街地に焼夷弾が落とされたのは事実でした。しかし、本当にトンネルに死体を並べていたのかはわかりませんでした。

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お嫁入りの何年も前に書いた日記が発見されました

これは5,6年前の話です。
その頃から、私は死後の世界があるのか、無いのかについて、本格的に調べ出していました。

先祖供養をするなら、死後の世界はあるということではないか?
また、霊が見える人の話を聞いても、本当にあの世がある様に思えました。
ただ、自分にはいわゆる霊感が無いので、確かめようはありませんでした。
心霊写真を見せられても、はっきり「ここ」と指でも指されなければ、どこの霊が写っているのかもわかりません。
霊が目の前を横切っても気が付かない変な自信すらありました。

人一倍怖がりのくせに、心霊関係の番組は欠かさず見たりしましたが、自分では何も見えない、感じないのであの世があるという確信は持てませんでした。

そんなある日、私は家の押入れの片づけをしていました。
ある入れ物に、私の裁縫道具が入っていたのですが、その中になにやらごちゃっと入っている物がありました。
よく見ると、どこにしまうか迷った物を総てここに入れたようでした。

殆ど捨てても良いような物でしたが、念の為1つ1つ見ていくと、中に古い紙切れが1枚ありました。
ちょっと見て、「あ、日記の切れ端ね」と思って、一応捨てない方へ分別しましたが、そこで、ちょっと待てよと手を止めました。
このままでは、きっと何か別の物と混ざって、結局捨ててしまうかもしれません。

そこで、その古い紙をよくよく見たら、本当に驚きました。
一瞬信じられませんでした。
確かにそれは私が高校生位の時に書いていた日記の1ページでした。
しかし、私は日記は総て実家に置いてお嫁入りしたのです。

更に、結婚してから4,5年経って実家が立て替えた時に、母に日記は全部処分してもらっていたのです。
ですから、今の私の家にお嫁入りの何年も前に書いた日記の、それも1ページだけがあるはずが無いのです。
しかも、それには、表にも裏にも私が入院中の祖母を見舞った日のことが書かれていました。
その頃、時々亡くなった祖母に「あの世はあるの?」と聞いていた所為かもしれません。

私はその時、これが答えだと思いました。
確かにあの世はあると。
そして、人間にとって不思議な現象は実際に起こるのだということを信じる様になりました。

それまでも、この祖母が死んだすぐは、姉が何度も夢の中で連れて行かれそうになったり、もう一人の祖母が死んだ後、旅先で祖母そっくりの人が母を愛おしそうに見ながら話をしたりといったことはありました。
どちらもそういうこともあるだろうな、と半ば無意識に私はあの世とか、死んだ後のことを信じていたのだと思います。

よく、誰でも不思議な体験はしているが、気付いていないだけだと言います。
私は怖い体験は有りませんが、身内が亡くなると某かの形で表れてきていました。
これらも、心霊体験と言えるのではないでしょうか?

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